雑誌記録掲載、首都高速道路500円通行の正義

●はじめのご挨拶

私は和合秀典と申します。
首都高速道路の値上げには絶対に反対です。
どんな天変地異が起きても、これを阻止します。
こんなふざけた話はないからです。
ご存じの方も多いでしょうが、現在700円の首都高速道路を500円で通行しております。
87年に500円から600円に値上がりして以来ですから、もう7年にわたっています。
改めて申し上げます。首都高速道路の値上げには断固として反対します。
500円通行はその時が来るまで止まることはありません。
自衛隊一個中隊を持ってしても阻止は不可能です。
この運動は楽なものです。
職員が何人こようが、弁護士が何人こようが、必要な時に500円で通ればよいのですから。
賛同の方は、わがフリーウエイクラブにご入会下さい。トラブルの一切は、会長である私が引き受けます。
クラブ専用の通行証明書に500円玉を貼って、料金所で渡すだけです。
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●料金改定、今日から600円

だいぶ後になってわかったのですが、500円通行で首都高速道路公団が慟哭した度合いは、想像をはるかに越えたようです。
当初は無視していた公団も、マスコミが私をたびたび取り上げるようになると、「何をバカなことをやっちょっるのだ」という感じで和合対策に腰を上げたのですが、やがてそんな単純な問題ではないとわかったからです。
私の反乱は、ひょっとすると公団がなくなっちゃうかもしれない、重大な蟻の一穴でした。
私の方は気楽なものです。
「2年半で50%もの値上げなんて、ふざけちゃいけないよっとくりゃ、ホイ500円」と
500円玉を貼り付けた旧料金通行宣言書で首都高速道路と毎日お付き合いをして続け、今もそうしているわけです。それだけです。
今回は、運動の原点となった、87年9月11日以来の私と公団とのやり取りを、活劇風にまとめてみました。
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●100円のために100万円の出費

今となって考えてみると、おかしなことがたくさんありました。
首都高速道路公団が、いつ、どこから来るのか、または来ないかもわからない私の来訪に備えて、常時50人以上の人数を備えて厳戒態勢を敷いたのは、その最たる例でしょう。
志村料金所はもちろん、大和料金所や池袋周辺の料金所に出現した、ヘルメットに黒マスクのものものしい若者たちが周辺の人々を驚かせました。
しかも、彼らのアルバイト料や、おじさんたちの残業手当てが1月で100万円をかるく越えたというのです。
これが、たった私一人のために用意された公団のメニュー。
たった100円の通行料金不足のために、です。
さらに公団は、このメニューを半年間維持し続けました。
不足料金の100円の督促状書留封筒にも驚かされました。
100円を徴収するために800円分の切手が5、6枚ベタベタと貼ってあるのです。
コスト意識のかけらもない。
一方で公団はマスコミに対して絶叫していました。
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●息子への社会勉強のつもりが

非常に優れた官僚たちではあるけれど、ある部分ではとんでもないアホである。
そのアホさが、目的達成のために膨大なエネルギーを垂れ流します。
1分間に3000回転もするレシプロエンジンを積んだ、機械文明の最高峰を行く自動車を人数に頼んで人力で止めようというのだ。
そのエネルギーが我々の通行料金や税金であったりするからかなわない。
当時10歳の長男を同乗させたことがありました。
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●今年こそ値上げがあるぞ

時の流れもたまには味なことをやります。
行政側から見ると犯罪者であり目の上のタンコブである、あの和合がです。
できることなら抹殺したいと思っているのであろう、この和合がです。
とにかく、今や700円の通行料金のところを断固として500円で通っているあの和合がです。
驚くまいか、首都高速道路公団の値上げ公聴会の公述人として大演説をぶったのです。
公団の値上げの最高セレモニーの場である天下の公聴会に、なぜ出席できたのか?馬鹿げたことだらけの、くそ面白くもない首都高速道路公団で、初めて吹いた涼風です。
93年はなにかある、との予感は年初からしていました。
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●死に目に会わせる高速道路?

日本人のブランド志向は、限界をはるかに超えて滑稽でさえあります。
今回の首都高速道路公団の公聴会でよくわかりました。
日本国政府の権力中枢である霞ケ関の中央合同庁舎で開かれた公聴会は、テレビカメラがズラリと並び、目の眩むような強烈な光の世界。
マスコミ席には50人ほどの記者が詰め、後方には300人ほどの公聴人が咳一つ立てずに静まり返っています。
順番はアイウエオ順、ということは、「渡辺」さんがいない限り、いつも最後になるのが常の「和合」だけに、案の定、最後の公述となってしまい、仕方なく何人かの公述を聞いていると、次第に「こいつらアホか」とイライラしてきました。
例えば某大学の某教授などは、「通行料金は1万円でも安いと思います。5年前に母が危篤となりましたが、首都高速道路のおかげで母の死に目に会えました。本当に、何とお礼を言っていいやら言葉が見つかりません」。
こんな先生の授業を聞いている学生は本当にかわいそう。
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●震災での高速道路崩壊は何だ!

阪神大震災での高速道路の崩壊。ありゃ、なんだ!ロサンゼルス大地震で高速道路やビルが次々と崩壊した様を見て、首都高速道路の関係者は、「地震国日本の建設技術は世界の水準を遥かに超えており、関東大震災クラス(震度7)でも充分耐えます。
高速道路の崩壊など日本では考えられません。
そういう点も含めて建設費用が割高になっているわけで、その分を皆さんに負担してもらわなければなりません」とうそぶいていたものです。
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●崩壊して当たり前だ

阪神大震災での阪神高速道路の崩壊は、改めて背筋の寒くなる思いがします。
もし首都高だったらと瞬間に考えるからです。
ゆえに公団からどんなコメントが出てくるかと、息をひそめていますが今だにノーコメント。
さすが芸達者な連中も考えあぐねているようですが、ソッと耳をすましているとかすかに聞こえてきます。
囁いているようなかすかな呟きが・・・・。
・・・・阪神高速道路は早急に復興させなければなりません。
これは私たちが絶対にやらなければならない使命と考えています。
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●若者が・・・・オッサンも・・・・

日もとっぷり暮れた午後7時、大阪駅に着くと大阪の仲間がワンサカと待っていました。
山口さんは写真すら見たこともないにもかかわらずひと目でわかりました。
小柄な実直そうな青年で、旧知の友にやっと巡り会ったような素敵な笑顔を投げかけ、握手をした手から人柄がジワリと伝わってきます。
真っ赤なハーレーにのってさっそうと表れた髭モジャは仲間の篠塚さん。
1m90cmはあろうかと思われる大男で、小柄な私が見上げるようにして握手をすると、彼のグローブのような手の中で埋没してしまいました。
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●フリーウエイ・パレード

さあ、出発です。
山口さんの赤い軽自動車を先頭に、私の愛車プレーリーを頭にハーレーダビットソンやら種々雑多の20台ほどの車と総勢30人ほどのメンバーが続々と続きます。
マスコミや警察の車を含めると40台以上の車の行列が出来上がり、道行く人々は何事かと驚いて足を止めます。
メンバーの顔は輝いています。
晴れ晴れと素敵な表情をしています。
やがて打ち合わせ通り、最初の入口である阿波座ランプに到着しました。
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一口 1,000円です、
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頑張って行きます。
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【金融機関】三井住友銀行
【支 店 名】高島平支店
【口座種別】普通
【口座番号】1787668
【口座名義】
 新党フリーウェイクラブ
 代表者 和合秀典

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